もて耐に参加した時の思い出

スタートとチェッカーのライダーを決めるのが先決

もて耐に参加するにあたって、最初に決めるべきこととはスタートとチェッカーを受けるライダーをだれにするかということです。
もて耐はいわゆる「ル・マン式スタート」であることを頭に入れておかないといけません。
ピット側のグリッドにマシンがセッティングされ、その反対側にライダーがスタンバイして、走ってマシンまで行ってからスタートする方式です。
よって、ある程度体力に余裕のあるライダーからスタートとチェッカーライダーを選ぶ必要が出てきます。

体力に自信のない人は、乗る回数を少なくして走行時間を長くするのも戦法の一つです。
今回自分のチームでは足を怪我している人がいたので、この人に負荷のかからないローテーションにしなければなりません。
思いやりの精神がないと、チームプレーに重きを置くこのレースでは勝てないと思います。

フレキシブルに対応することも大事

あらかじめ入念に作戦を練っても、当日になって想定外のことが起きるかもしれません。
そんな時でもその時々の状況に合わせて、フレキシブルに対応することが求められます。

自分たちの場合、足を負傷しているライダーがさらにコンディションが悪化したという申し出がありました。
スタートの直前ですが、当初の計画通りで無理な負担をかけるわけにはいきません。
そこで時間配分を変更して、ほかのライダーでフォローする方針が確認されました。
こんな時でもイライラせずに、「困ったときにはお互いさま」と思うことが大事だと思います。

いろいろなアクシデントが襲う

レースが始まってもわからないことが多いので、想定外のことが起こります。
例えば夜間に走行する際には、反射材のビブとLEDライトの付いたアームバンドを装着する必要があります。
ところがこのグッズ、レース直前に渡されたので装着のやり方がわからずに悪戦苦闘しました。
何度かやり直しをして、ようやく正しく装着できました。

そして知らなかったのですが、18時以降に乗るライダーは先ほど紹介したビブとアームバンドを装着しなければなりません。
ですから18時には強制的に交代しなければならなかったのです。
これを知らずに走行時間を決めていたので、またローテーションを考え直さなければなりませんでした。

走ってみての感想

正直言ってモテ耐は日中かなりの暑さになります。
ですから日中は走行するのが結構しんどかったというのが正直なところです。

でも日が暮れて夜間になってくると、だんだんと涼しくなっていきます。
ですから日が暮れてきてからは、結構気持ちよく走行できました。
ただあまり連続で長時間走行すると、体力的に厳しいです。
60分連続で走行すると、最後の方が体力的に結構きつかったです。